活性酸素とは何か?

活性酸素とは何か?

投稿者 BBJ 

近年よく耳にするようになった「活性酸素」や「抗酸化」というワード。
美容や健康のために重要そうだけど、詳しくは理解していない、という方も多いのではないでしょうか。
今回は、そもそも「活性酸素」とは何なのか、なぜ「抗酸化」が大切なのかを、ご紹介します。

 

 

◾️過剰な活性酸素が体内を酸化させる

 

活性酸素とは「酸化させる力」が活性化した酸素のこと。
呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部が、通常よりも活性化された状態になることをいいます。
ヒトを含めた哺乳類では、取り込んだ酸素の数%が活性酸素に変化すると考えられています。
活性酸素は、体内の代謝過程において様々な成分と反応し、過剰になると細胞傷害をもたらします。(引用元:活性酸素と酸化ストレス https://x.gd/fdfxH)

健康を維持する役割もあり、ヒトに欠かせない活性酸素ですが、酸化力が強く、過剰になると細胞を損傷し、体を「酸化」させていきます。
つまり、切ったりんごが茶色く変色していく「サビ」、つまり「
酸化」と同様のことが、体内で起こっているのです!
過剰な活性酸素は、日々全身を酸化させていき
老化を早めたり、病気を引き起こす原因となります。

 

 

  

◾️DNA損傷が病気や老化の原因

 

細胞の中にはDNAが存在しており、細胞の遺伝情報を含む重要な分子です。
過剰な活性酸素は、細胞内のDNAを損傷しています。
DNAが損傷すると、細胞死や細胞の変異を誘発します。
ヒトは全身が細胞でできているため、以下のような病気や老化につながるのです。

・がんの発生リスクの増加
・免疫機能の低下
・老化の加速(肌のシミやシワなど)
・生活習慣病の原因(動脈硬化など)
など

 

 

 

◾️抗酸化酵素がDNAを守っている

 

DNAは体内の抗酸化酵素によって、過剰な活性酸素から守られています。
細胞内には以下の3つの抗酸化酵素が存在します。

1. スーパーオキシドディスムターゼ (SOD)
2. カタラーゼ
3. グルタチオンペルオキシダーゼ

また、体外から取り入れた抗酸化物質(ポリフェノールなど)も手助けし、活性酸素を無害化したり、酸化を抑えたり、被害から修復したりと、それぞれ働きかけます。
DNAを守るためには、抗酸化酵素・抗酸化物質の活動が重要です。

 

 

 

◾️抗酸化酵素は年齢とともに減少する

 

DNAを守るという重要な役割を果たしている抗酸化酵素ですが、年齢とともに減少し、40歳を過ぎると激減していくことが分かっています。
抗酸化酵素が減少して活性酸素の力が上回ると、体内が酸化し、老化や病気が進行していくのです。
そのため、年齢を重ねるとともに、抗酸化力を高めていく意識が大切です。

 

 

 

◾️抗酸化物質を摂取して抗酸化力を高める

 

体の外から抗酸化物質を摂ることで、全身の抗酸化力アップに努めていきましょう。
代表的な抗酸化物質は以下です。

-βカロテン(ビタミンA):にんじん・ほうれん草・小松菜などの緑黄色野菜に多く含まれており、油と一緒に摂ると吸収率がアップします。

-ビタミンC:ブロッコリー・いちご・キウイなどに多く含まれており、一度に多く摂っても排出されてしまうため、こまめに摂るのが好ましいです。また、水に溶けやすく熱に弱いため、生で食べるのがおすすめです。

-ビタミンE:アーモンド・アボカド・卵などに多く含まれています。酸化しやすいので、新鮮なものを摂るように心がけましょう。

特定の食品を摂るのではなく、バランスの取れた食事を心がけることも大切です。
また、食事で摂りきれない場合は、抗酸化物質を多く含むサプリメントを摂取することもおすすめです。

 

老化や病気の予防のために、今からサビない体づくりをしましょう!

 

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